フロマージュリー　ライフ　　Fromagely Life

いつも購入してるチーズ店のイベント。

フランスM.O.F.のフィリップ・アレオス夫妻が来日し
交流会のイベントに招待され、いそいそと・・・



アレオス氏は少年の様なピュアな感じ。
奥様はスタイリッシュでモデルのよう。

とても仲が良さそうでステキなご夫婦。


アレオス氏はフランス労働省からただ一人
「チーズ熟成士の巨匠」と認められてる凄い人。

ご自分の仕事に対して愛情と誇りを持っている。




スライドを使って熟成についての説明。

熟成士の仕事は・・・
「チーズには最高に美味しい瞬間があり見極めるのが仕事」

その為に熟成士にとって大切な五感。

味覚、触覚、嗅覚、聴覚、視覚をフルにつかって
チーズを熟成する。

チーズを扱うには赤ちゃんを扱うように。



スライドに現れる素晴らしいチーズたち。
そのチーズを本当に大切そうに愛情いっぱいで接するアレオス氏。


熟成庫は4つに分けられている。

①シェーヴルとブルビ
　　60～80種を3～4週間から3～4ヶ月熟成させる
　　6000～1万個を2日に1度反転させるという気の遠くなるような
　　作業が行われる。

②トム　セミハードとハードタイプ
　　アレオス氏が宝の山と読んでる

③ブルータイプ
　　牛乳製のブルーだけをブルーと呼び
　　ロックフォールは羊乳なのでテルシエと呼ばれてる

④白カビタイプ
　　98％の湿度でこの湿度が1％でも違ってしまうと
　　熟成がうまくいかない。


扱ってる250種類のチーズはアレオス氏ただ1人で
すべてをテイスター。
そしてチーズの状態を確かめ、1番良い状態の環境を作っていく。
これも大変な作業。




お楽しみの試食タイム





チーズが配られる間、マダムが各テーブルを回って
テット・ド・モワンヌをジロールで削るサービス。

この厚さが絶妙。
きれいな花型にまとめられ、
その花びらを1枚ずつ口に含むと溶けだし、ミルクの香りで
口中がいっぱい。

カットの重要さを思い知らされる。








アレオス氏は2回に分けてのコンテカットショー。

当たり前だけど鮮やか過ぎるぅ～～～

ワイヤー1本で大型チーズのコンテを
いとも容易くさばいていく。

大型チーズのカットショーは何回も見た事あるけど
今回が1番。




　モンドールA.O.P.

　コンテ18ヶ月

　ブリケット・デ・ゴール

　フルム・ダンベール・オ・ソーテルヌ

　テット・ド・モワンヌA.O.P.

どれもとても良い状態で食べ頃。
量もたっぷりで満足。

1番のお気に入りはフルム・ダンベール・オ・ソーテルヌ

もちろんオーダー。

12月のセミナーに登場予定。




帰りには1人1人に手渡しのお土産付き。

お2人に握手。

とても勉強になり有意義な一時・・・